倶多楽湖
(クッタラ湖)
今回、わざわざ12sもある折り畳み自転車を持ち込んだのは、温泉街から7q(道のり)ほど離れた場所にあるこの湖を見たかったからです。 道中は原生林の中を抜けるきつい峠道で、公営バスも走っていません。歩くには遠すぎるので、往復は自動車しかないでしょう。 実際、他には自転車乗りとは出合いませんでした。 自動車に追い抜かれる度に何度も「諦めてもう引き返そうかな…」と思った程の急坂の連続でした。意地と、自転車が変速機付きだったので越えられましたが、皆さんにはお勧めしません。 でも、この道中で3回、野生のキタキツネと遭遇しました。(ほとんど音を立てない自転車に気付かず、道路を横切ろうと森からキツネが飛び出してくるのです。) 峠を越したら下り坂。大湯沼から40分くらいで目的地の倶多楽湖畔に到着。 湖畔にはただ一軒の食堂とボート乗り場があるだけで、周囲は急斜面と原生林に囲まれていて人間の手はほとんど入っていません。 摩周湖と日本1、2を競う透明度を誇る水質の湖ですが、「水清ければ魚棲まず」の言葉通りで、放流されたヒメマス以外にはほとんど魚は生息していないそうです。(と地元のパンフレットに書いてあった気が…) 食堂で焼いてくれる「いももち」はgoodでした。 |
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