盂蘭盆会(うらぼんえ)法話 (6/6)
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【お念仏のこころ】
いくつになっても、私たちはお盆にはご先祖様を思い出させていただくんです。それが「帰命無量寿如来(きみょうむりょうじゅにょらい)」=計り知れない仏様に手を合わせます、ということなのです。
本当の他力のナムアミダブツの御教え(みおしえ)を聞いていたら、「あちらから私を心配して下さっている」と思うのです。こちらから火を焚いてお迎えするんじゃございません。
「何と何をお供えしたらよろしいんでしょうか?」とよく聞かれますが、私は「あなたのお元気なお姿、それからお子たち、お孫さんたちがみな揃って『ナムアミダブツ』とお仏壇におまいりして下さるのなら、それが一番のお供えですよ」とお話しするんです。
毎日「つまらん、つまらん。早よ死にたい、早よ死にたい」と言いながらおまいりしていたら、ご先祖様は「何言うてる、早よ来てくれんでもいいわい」と言われていますよ。
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(※2003年9月23日 宗恩寺彼岸会並びに永代経法要での法話の一部です。)
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おわり