日記帳


■2004年5月分■
5月5日(水)…「仔犬が来た」
日、近所のペットショップで、ラブラドール・レトリーバーの仔犬を購入。

、一度だけ犬を飼っていたが、シツケ方も分からずただ庭につながれたままで12年の一生を終えさせた負い目があるので、本当は飼うつもりはなかった。

日来、「インコと仔犬を観たい」と言う妻に連れられ、難波や梅田のペットショップ巡りをしていた。今日も「かわいい仔犬がいるから見に行こう」という妻の言葉で上本町のペットショップへ誘い出された。

内には犬や猫が多数陳列されているが、妻のお気に入りはどちらも生まれて1ヶ月の黒いラブラドールとパグ。2匹の仔犬を代わる代わる見比べては逡巡する妻。おもむろに店長から「奥様から、今日こそどちらかに決める、との決意表明の電話をいただいています」と耳打ちが。

札を見ると、ラブは12万、パグには25万の値が。頭の中に「どうする〜 ○イフル〜」のCMが響く。

「大人になってからは穏やかな性格となる」ことが決め手となり、ラブラドールに決定となった。

正面から1枚…ピンぼけになっちゃった 僧侶Aの膝の上でお昼寝

寺の法務と会計、准堂衆会の職務、相伝儀書の校正、教化センターからの仕事、そして妻の相手…と超多忙でHPの更新もストップしているのに、さらに犬の世話をしなければならないとは…当分は旅行にも行けない…。


5月14日(金)…「模擬法要」
日は准堂衆会の学習会として行われる「模擬法要」の本番。僧侶Aの役割は、法要の指揮・総監督に相当する「座配」である。

曜日は真宗教学学会の打ち合わせ、火曜日は声明の稽古、水曜日は声明塾の開講式、木曜日は相伝の学習会と、連日連夜行事があり、座配の役割である式次第と配役表の清書が完成したのは、今日の昼であった。

応、法要は滞りなく終了したが、大きなミスがあった。法要中に行道散華があったのだが、「伽陀師は堂達として行道の列の先頭を歩くか、行道せずに座ったままのいずれか」が約束であった。伽陀師に指示を出していなかったため、伽陀師が列の最後尾を歩いたことが間違いだ、と指摘を受けた。

式に関する十分な教科書は流布していないので、このような機会に失敗して覚えていくことが大切である。


5月17日(月)…「犬の名前」
日まで、仔犬に名前がなかった。

くつも候補はあったが決め手がなく、最終的にクジ引きで決めることにした。

枚の紙に一つずつ候補の名前を書き、丸めて玉にして置いておき、仔犬に選ばせることにした。

の結果、「さくら」に決まった。

なみに、他の候補は「ナナ」「クンクン」「ワンサくん」「ラブ」であった。


5月22日(土)…「南照寺様住職襲職法要」
内のお寺の新しい住職さんが決まり、その就任の法要に参勤した。

はただ一人の外陣・御後ろ・キン役・伽陀発声を担当。

ンが軽く鳴るので気を付けていたものの、回向の1打目が大きく鳴ってしまった。2打目、3打目とさらに強く打つのが習わしなのだが、最後の一発で横ずれして、台から落ちそうになった。

前で下から受け止め、落下だけはさせなかったが、余韻を響かせることができなかった。

え室でK氏から「よく落としませんでしたね」と冷やかされたが、やはり鳴り物はぶっつけ本番で打てる物ではない、と痛感。


5月25日(火)…「真宗教学学会」
町の難波別院で「真宗教学学会 大阪大会」が開催され、実行委員として出席した。

当は、研究発表のタイムキーパー。壇上の脇の席に着き、発表者に時間の経過を知らせるベルを鳴らすのが仕事。

ずか15分で研究成果を発表できるはずもなく、全員が時間を超過。役割ではあるものの、諸先輩方に対して「早よ終われ」とばかりにベルを鳴らすのは、とても辛い。その度に(ゴメンナサイ)を心中で呟き、発表者や聴衆の誰とも視線を合わせないようにしてベルのスイッチを押した。



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