日記帳


■2003年10月分■
10月3日(金)…「不思議な”イヌの散歩”」
家まいりの途中、高津神社の近くで不思議なイヌの散歩を見た。

0歳くらいの女性が真っ赤な手押しカートを押しながら歩いていた。

ートの荷室は目の粗い金網で、中が丸見えである。

み荷は1匹のパグ犬で、立ち上がって外へ顔を出している。

わくちゃ顔の犬だが、さほど老犬には見えないし、足を怪我している様子もない。(立ち上がる程に元気である。)

気は曇天で、道路が濡れている訳でもない

に外気を吸わせてやりたいが、無理に歩かせるのはかわいそうだと思ってのことだろうか。

前、3輪スクーターの荷台に犬を乗せて走っているのを見たことがあるが、健康な犬をカートに乗せて散歩しているのを見たのは初めてであった。


10月4日(土)…「天満別院報恩講」
後1時30分からの天満別院の報恩講、結願逮夜に准堂衆として出仕。

行の後、時間に余裕があったので本堂に戻り、松尾師の法話を聴講した。

悲という言葉は、今では一般に通用しなくなってしまった。「愛情」と言い換えないと理解されなくなったが、「愛」は元々LOVEの訳語として後から使われだした言葉である。慈悲には小悲、中悲、大悲がある。小悲は「衆生縁で、簡単に言えば「我が子はかわいい」ということである。大悲は法縁である…等々、ユーモアたっぷりにお話をしておられた。

衆を飽きさせない見事な語り口であったが、本堂を締め切っているために室温が睡魔を誘う適温であったので、ついウトウトと…。

の後、中学校の同窓会の用事で午後5時に天王寺駅北口で待ち合わせ。

茶店で会費未納の新会員8名への督促状を封筒に入れ宛名を書き込む作業はすぐに終了。

の予定がない後輩を連れて夕食へ。地下街で10%OFFとなるチラシを配っていた店へ行ったが空席待ち30分だった。電話で後輩をもう一人呼び出し3人で会食。


10月9日(木)…「ピアノ修理」
前から本堂に設置されていた古ピアノを活用するため、修理に出していたが、昨日修理が終わり、元の本堂内に搬入された。

日、代金の支払いなので、修理に問題がないか試し弾きをする。

接間にも別のピアノがあったが、電子ピアノと交換で姉が持っていってしまい、久しく本物のピアノを弾く機会がなかった。

手くは弾けないが、浪人生時代に練習していた曲を「指」が徐々に思い出していくのが面白かった。


10月11日(土)…「理由が判明」
HPに設置した「ハーボット」には、ページ毎の毎日のアクセス数を記録する機能がある。

「僧侶Aの部屋」に「音楽CD倉庫」を設置してから、一時そのページのみアクセスが集中したことがあった。

日、ネットサーフィン中にその理由が分かった。

楽CD倉庫の中でチューインガムというグループのCDに触れていたのだが、それを見つけた人が、「チューインガム資料室」というファンサイトのBBSに以下のような書き込みがあり、リンクが張ってあった。


ゴールデンベストを取り上げたページ その2 投稿者:たつし 投稿日: 8月28日(木)09時31分20秒
 たつしです。またまた『ゴールデンベスト』を取り上げたページを見つけました。
 それから現在『ゴールデンベスト』は大阪、梅田でしたらディスクピア梅田店(三番街でない方)とタワーレコード梅田店(マルビルの地下1階)にありました。
北摂にお住まいのチューインガムファンはこの2店でお買い求めください。
http://www.h5.dion.ne.jp/~sounji/music_ranking.htm

連続です、すみません 投稿者:たつし 投稿日: 8月28日(木)09時38分50秒
正しいURLはこちらです。
http://www.h5.dion.ne.jp/~souonji/music_ranking.htm


このような書き方だったので、チューインガムのCDが買えるレコード店のURL(アドレス)と思ってアクセスしてガッカリした人も多かったことだろう。

のURL(アドレス)では左のフレームが表示されないので、騙されて(?)アクセスしてくれた人は、僧侶Aの部屋以外を見ることが出来なかった筈だが、もしも他のページを見ていたら、CDを注文するメールが送られてきたかもしれない。


10月13日(月)…「252円の損」
朝に大雨と雷。夜のニュースでは各地で強風のために被害が出たそうだ。

前中、近くで戦時中に投下された不発弾の撤去作業があり、交通規制がかかる。

後、兵庫県川西市まで車で往復。燃料切れ寸前だったので、川西の国道沿いのスタンドで給油。105円/Lであった。

油を終えて走り出して500メートル、別のスタンドで98円/Lの看板が。

6L給油したので、その差は7×36=252円(税別)。缶ジュース2本分の損だった。


10月15日(水)…「バイクの修理」
家まいりが朝の2軒だけだったので、9月から不調のまま放置していたバイクの整備をする。

まいりを終えてツナギに着替え、作業に取りかかる。

ャブレターを分解洗浄するために、まず燃料タンクとエアフィルターを外す。ここまでは簡単に終了。

題はここからで、キャブレターとエンジンをつなぐ「インシュレーター」というダクトが硬化し固着していて、キャブをエンジン本体から容易に外れないのである。

入以来15年、一度も外したことのない部分である。CRC55-6を何度も吹きかけてインシュレーターを柔らかくさせながらドライバーでキャブとの固着を根気よく剥がしていく。

業開始から2時間、ようやくキャブの分離に成功。

したキャブを分解し、ジェット類をキャブ・クリーナーで洗浄する。

イクの使用後はいつもキャブレター内のガソリンを空にするようにしていたので、目詰まりは軽微であった。

方、声明塾の打ち合わせがあったので、急いで元通りに組み付け、難波別院まで試運転。

違えるほどスムーズに吹けるようになったが、空ぶかしの時はまだ若干もたつく感じが残る。

年の3月に給油したのが最後なので、燃料の劣化が影響しているのかもしれない。


10月20日(月)…「報恩講の稽古」
恩講の勤行の習礼(しゅらい=稽古)が難波別院(南御堂)であったので、修理を終えたバイクのテスト走行を兼ねて会場へ。

後7時からと案内されていたのだが、実際は6時始まりであった。行き違いがあったようだ。

礼の後、ミナミの落ち着いた和風の小料理屋で指導の先生を囲んで夕食。

「もっと料理を注文するように」と言われ、にぎり寿司の「並」と「上」を一皿ずつ頼んだが、私以外の4名は飲むのが専門で箸をつけようとしない。頼まなければ良かった…。

とんど私一人の胃袋に収まってしまった寿司たち。並と上の値段には倍の開きがあったが、確かに質も大きく違った。


10月22日(水)…「イッセー尾形」
ッセー尾形の一人芝居を、OBP(大阪ビジネスパーク)にあるIMPホールで鑑賞。

タは次の6本。
・結婚相談所に依頼に来た男
・明日入院予定の、バイオリンを弾く社長
・新幹線で上司の機嫌をとるサラリーマン
・ハワイアンバンドのオーディションを受ける看護婦
・日本海に臨む旅館に家族旅行で来た会社員
・宴会客の前で歌う新人歌手

半はお客の反応が静かだったが、後半は笑いの渦に。特に最後のネタは、我々観客が「宴会客」としてイッセー氏の芝居にエキストラとして参加させられるような気になるのでウケがよかった。

ーテンコールでイッセー氏自身は「このホールで公演するのは初めてだからお客さんが堅いのかと思っていたが、堅かったのは自分だった」と感想を述べていたが、私は始めの2本にはどこか「そんなヤツおらんで〜」と思わせる部分があったからだと思った。

年1月下旬には近鉄劇場のオーラスを飾る公演が予定されているので、また観に行きたいものだ。


10月25日(土)…「自坊の報恩講」
後1時30分より、宗恩寺の報恩講を勤めた。

難波別院(東本願寺の大阪別院)の報恩講のための稽古があったので、法話を終えてすぐに本町へと向かう。

波別院での稽古を終え、平野(長原)へ。午後7時から檀家さんの通夜を○ルコ・シティホールで勤める。

夜の前に葬儀社の司会と打ち合わせ。

列者が多そうだったので、「勤行を始めたらすぐに参列者の焼香を」と指示したのだが、実際に司会者が焼香案内をしたのは、通夜のお勤めが始まって10分経ってからだった。

勤め終了予定の時刻が来たが、焼香の順番を待つ人の列が続いていた。

仏讃の三重のところで念仏と和讃を付け足して時間を延ばす。特に和讃は懸け和讃や添え和讃など、連続二首勤めるものを探して時間稼ぎ。

定を10分オーバーしたところで焼香が終わった。結果論だが、開式と同時に焼香を始めていればぴったり終了だった訳だ。

かも、葬儀社から「焼香が終わったら、合図をします」という申し出があったのに、その約束も守られなかった。

寺に戻って、夜12時ごろまで本堂の後片づけをするが、半分ほどしか終わらなかった。
10月26日(日)…「大忙し」
日は年忌法要2軒、満中陰1軒、仏壇のおわたまし(お正念抜き)1軒の予定が入っていたが、さらに葬儀と通夜が各1件加わり、大パニック。

当は葬儀が2つ重なったのだが、物理的に無理だったので、一方に葬儀の翌日回しをお願いした。さらに今日の葬儀の方にも、還骨勤行(お骨あげ)を30分遅らせていただいて、全てをこなすことが出来た。

ルコでの還骨勤行の時、昨日に続いて「焼香が終わったら合図します」という約束が守られなかった。

図をするつもりがないのなら、自分から「合図をしましょうか?」なんて言わないでもらいたい。


10月27日(月)…「難波別院報恩講結願逮夜」
日待っていただいた葬儀を午前10時30分から勤める。

日の葬儀社はしっかりしていた。

性司会者との打ち合わせの時、焼香開始のタイミングを尋ねられて「勧衆偈の”世尊我一心”から」と伝えたら即座に理解してくれた。

た、祭壇の華瓶には小振りだが銀の紙華を用いていた。

「焼香が終わりました」という合図もばっちり。

の○阪祭典を見習って○ルコも勉強して欲しい。

後1時30分からは難波別院報恩講の結願逮夜に准堂衆として出仕。

0分前に控え室へ入ったが、他の出仕者全員が既に装束を付け終えていたのには焦った。

要後、お寺に戻らないで、大型の装束カバンを提げたまま檀家まいりへ。

岡ダイエーホークスが阪神タイガースを下して日本シリーズ制覇。パ・リーグ万歳。


10月28日(火)…「難波別院報恩講結願日中」
前6時前にお寺を出発し、難波別院へ。

前7時からの結願晨朝は一般法中として内陣に出仕。作法でいくつも間違いを犯し、経験の浅さを痛感。

前10時からの結願日中は掛役として出仕。八尾別院の列座でもある准堂衆H氏とペアで法具役を勤める。

要後、掛役で大谷派本願寺ご門首の控え室へ挨拶に伺い、直接ねぎらいの言葉をいただいた。

らにペアのH氏は「横綱の北勝海に似てますね」という言葉をいただいていた。羨ましかったが、本人の胸中は如何に?

過なく役目を果たせたとは思うが、掛役の世界も奥が深く、まだまだ完成にはほど遠い。

裕があったので、ご門首夫妻のお帰りをお見送りすために別院に居残ったが、お帰りになったのは例年よりも50分遅れの2時20分であった。

、別院では昨日の日本シリーズは話題にならず。タイガースが優勝を逃したショックの大きさがうかがえる?


10月30日(木)…「若手の会」
後6時半から、第2組のお寺の「若手の会」。

王寺郵便局の向かいにある、わりと最近に開店した近所のお洒落な店が会場。

は良く通るが、入店は初めて。

ヶ寺・9名の参加。今日が誕生日の者1名、昨日が誕生日だった者1名。

次会に、警察署の隣のワイン・ダイニング・バーへ。

ェイター曰く「来店の際は当日でも必ず予約をとのこと。

だけがお酒類ではなく、ホット・ティーを頼んだが、冷めたものを持ってきた。

インの品揃えは本格的でも、紅茶の入れ方は素人以下で、飲めたものではなかった。ちょっと紅茶をナメて手抜きしていない?


10月31日(金)…「今日も飲み会」
後7時半、高校の同級生二人とJR天王寺駅で待ち合わせ。

口の「無国籍食堂」へ。先日、テレビで紹介されていた店だが、予約なしで入店できた。

イ・ベトナム料理の他、パスタやピザ、竜田揚げにケーキと、メニューはバラエティーに富む。

人はサラリーマンなので、会社の業績についての話で盛り上がるが、坊さんは話題についてゆけなかった。。



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