日記帳
■2003年 8月分■ |
8月1日(金)…「教務所から電話」 |
檀家まいりに出ている時に、真宗大谷派大阪教務所から電話があった。 家族からの伝言では「アソウさん」からの電話とのことだが、今まで特にお話ししたことのない方である。 もしかしたら「サトウさん」の聞き違いか?と考えながら教務所へ電話をしたところ、昼食時で不在。 小一時間して再度電話。「アソウさん」で正解であった。 用件は、当HPの内容について、他府県の方から本山の参拝接待所に意見があった、という連絡であった。 幼いお孫さんを亡くされた方がインターネットで納骨について調べていて、当HPのQ&Aの「納骨について」を御覧になったそうだ。 「大人のご遺骨」だけを念頭に置いて「本山の須弥壇収骨は喉骨だけを扱う」と記述していたのだが、「我が孫の遺骨が本山の須弥壇収骨の取扱いを受けられないとは、どういうことか」とお叱りの電話があったとのこと。 早速手直しをした。クレームが管理者の耳に入ればこそ、より良いページになっていくのであるが、閲覧者→京都の東本願寺→真宗大谷派大阪教務所→宗恩寺という経路で意見が届くとは思いもよらなかった。 深夜、「宗恩寺だより」第2号が脱稿。 |
8月5日(火)…「掛役の稽古」 |
午後7時から、難波別院で准堂衆会の学習会(掛役の稽古)があった。 夜でも締め切った本堂は暑く、汗がしたたり落ちる。 10月の難波別院報恩講結願日中の掛役の内示を受けた。 大役であり、名誉なことであるが、願わくば自分は声を出す側に回りたい。 |
8月8日(金)…「台風襲来」 |
大型の台風10号が日本列島を縦断し、各地に残した傷跡がニュースで伝えられる。 しかし大阪は直撃コースにあったにもかかわらず大した雨も降らず、我が家の被害は、突風で傘が曲がっただけであった。 奈良市内の檀家さん1軒だけが台風を心配して今月のおまいりを休みにされた以外は、すべて予定通りに仕事をこなした。 |
8月15日(金)…「盂蘭盆会」 |
昨日は一日雨であったが、それでも降り足りないのか、今朝もまだ降っていた。 昨日のお盆まいりはまだ遠方が多く単車での移動であった。屋根付きのスクーターだったので雨でも苦にならない。 しかし本日はお寺の周辺の檀家さんを集中的におまいりするので、自転車で回る予定である。今日だけは晴れて欲しい…。 …という願いが天に通じたのか、少し出発を遅らせたら雨は小やみになり、やがてやんでしまった。 例年時間と暑さとの闘いに苦しむお盆まいりだが、昨日といい今日といい、気温が低いので助かった。 とはいえ、最後の檀家さんでは頭が朦朧としていて、回向文を飛ばして(忘れて)勤行を終えてしまった。 さらに夜7時からは、お寺の本堂で「盂蘭盆会」の法要が勤まるのである。 これで主なお盆の行事は一段落。時間に追われる嵐の一週間を無事乗り切ったと思うと今夜はネットサーフィンで夜更かししてしまいそう。 |
8月21日(木)…「所長巡回」 |
午後6時から組長(「そちょう」と読む)さんのお寺で第2組の所長巡回があった。 真宗大谷派大阪教務所の所長さん、次長さん、主計さんなどが組会に出向いて直に教団、教区の方針についての説明、質疑応答を行う年に一度の会合である。 数日前、次長さんが「真夏に背広を着て巡回するので大変だ」とこぼされていたので、私も今日はスーツで出席。 まだまだうだるような暑さで、その選択を悔やんでいたのだが、会場の冷房がよく利いていて、結果的には長袖の上着を着用して丁度言い案配であった。 質疑応答で門徒会長さんから「賦課金の割当算定の為に調査するのは《門徒数》なのか《門徒戸数》なのか。本山の見解は? 《戸数》でないと勘定できないのが現実であるが、本来ならば《門徒数》でなければならないのでは?」という指摘があった。 |
8月26日(火)…「高校生のいたずら」 |
檀家まいりの帰りの地下鉄内でのこと。 男子高校生の一団が列車に乗っていたが、その中の数人がクスクス笑いながら携帯電話で写真を撮ろうとしていた。 その被写体は、50歳前後(らしい)の見知らぬサラリーマン。 頭髪がかなり薄い方だが、その姿を背後から撮影しようとしていた。 1枚撮影したが、遠くから撮影したので不鮮明だった。別の生徒が至近距離から2枚目を撮影したところで駅に到着、一団は降りていった。 すでに私の「正義感」は沸点に達していたが、彼等をぶん殴ったところで改心するだろうか? 携帯を取り上げ、被写体にされたおじさんにも降りてもらい、事情を話した上で二人で彼等に説教を…でも、おじさんに時間が無いかもしれない… 逡巡しているうちに扉が閉まり、私とおじさんを乗せた列車は走り始めていた。 スカートの中の盗撮なら明らかに「犯罪」だが、今回のケースは単なる「いたずら」で、目くじらを立てることもないのだろうか? 彼等も、将来髪が薄くなった時に若者からそれをからかわれ、腹を立てるだろう…と思ったとてどうしようもないのだが。 |
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